フォルダのセキュリティを適切に設定するためには、Windowsのアクセス権設定の仕組みについて知る必要があります。
ファイルサーバを管理するシステム管理者の立場にある方であれば、Windowsエクスプローラでフォルダを右クリックして「セキュリティ」タブをクリックし、 アクセス権設定を見たり、変更したりしたことがあるはずです。しかし、自分が何をしているのかどうにも判りにくいと思ったことがあると思います。 私たちも、大規模ファイルサーバの運用現場でお客様からご相談をうける立場上、Windowsのセキュリティについて調べたのですが、当初は難解で腑に落ちないことだらけでした。 皆様が難しいと感じることを、できるだけ簡単にご説明いたします。(ただし、難しい概念を避けて通らずに正面から解説します)
では、始めましょう
Windowsエクスプローラでフォルダを右クリックして、プロパティを表示し、セキュリティタブを選択すると、下記のような画面が出現します。
フォルダのセキュリティ設定をするためには、この画面で許可や拒否のチェックを入れれば良いと思われるかもしれませんが、 あえて申し上げます。この「セキュリティ」設定画面は簡易設定画面にすぎません。 表示される情報も使える機能も中途半端です。 Everyoneフルコントロールで使うなんちゃって管理で良い場合を除き、 この「セキュリティ」画面は何の役にも立ちません。見る必要もありません。 画面右下の「詳細設定」ボタンを押してさっさと詳細表示に切り替えましょう。 詳細設定画面の方が、わかってしまえば、自分のやっていることがよく見えて安心です。 おそらく、Windows 95(FATファイルシステム)以前の古い画面に慣れたユーザにとって違和感がないように作られたために、 現在(NTFSファイルシステム)ではかえって混乱の元になっているのでしょう。
それでは、「セキュリティの詳細設定」画面を見てみましょう。
まず、以下についてはよく知られているので詳しくは解説いたしません。
ACLの分かりにくいところについて、以下の通りまとめて見ました。順に読んでいただけると、霧が晴れるように 疑問が解消すると思います。