2004年春。出稼ぎに区切りをつけて、再び自社製品開発に100%取り組むときが到来しました。
それまでの間、プロトタイプをいろんな人に見せてきましたが、企業向けに本格的なグループウェアとするにはいくつかのハードルがあることがわかりました。それは以下のような点です。

  • 一つのシステムを複数のプロジェクトで使いたい
  • ユーザのアクセス権限など、セキュリティをきめ細かく設定したい
  • 画面表示される文言を初めいろんな点を、現場に応じてカスタマイズしたい
  • 必要な機能を取捨選択して組立てて使いたい
  • アプリケーション管理の手間がかからないようにしたい

そこで、企業システムに必要とされるグループウェアプラットフォームとなるように、全面的に設計を刷新して開発を始めたのがMatrixBase2です。2004年春から、2006年夏まで、丸二年をかけて、ようやく出荷できるようになりました。
MatrixBase0.9から数えると、三世代目で、やっと自信を持てる製品になりました。