FileBlogは、文書管理システムなのか、検索エンジンなのか、作っている自分たちでも明確に境界を引くことはできませんが、ファイルサーバ検索エンジン・プラスアルファとして捉えてくださるお客様が多いと感じます。
Windowsの「ファイル検索機能」を数万文書が登録された共有フォルダに対して使って、あまりの遅さに二度と使わなくなった方は多いでしょう。
全文検索技術を使って、実用的に使えるファイルサーバ検索機能を実現してみたかったのが、FileBlogの開発動機のひとつです。

「ファイルサーバの検索」は、「ファイルサーバの見える化」と並び、ファイルサーバに埋もれているファイル資源の掘り起こし+有効活用のために、これからますます重要になって来ると考えています。

FileBlogをファイルサーバ検索エンジンとしてみると、以下の特長があります

Webブラウザ上でフォルダ階層をブラウズして、ファイルを一覧できる

従来の検索エンジンは、簡単に言うと、キーワード入力画面と検索結果一覧画面の二種類の画面で構成されていました。
そのため、フォルダ階層をたどってファイルの一覧を眺めながら文書を探したい場合には、Windowsエクスプローラが必要でした。
FileBlogは、エクスプローラに良く似た操作感をWeb上で再現し、
フォルダをたどることも、必要に応じてキーワード検索をすることも、ひとつの画面上から可能にしています。

フォルダを選択して、サブディレクトリ以下からファイルをキーワード検索できる

共有フォルダ中のフォルダ階層にはある程度の決まりごとがあって、
部署別・担当者別・年度別・プロジェクト別・製品別などのフォルダに分類されているのが普通です。
自分や前任者が過去に作った文書を探す場合、その保管場所フォルダの心当たりがあるでしょう。
FileBlogでは、フォルダを選択してからキーワード検索を行いますので、無関係な検索結果が多数表示されて紛らわしいという問題が起こりにくくなっています。

各ファイルに説明文やコメントを書き込めて、書き込み内容が全文検索対象となる

従来の検索エンジンは、本文中のテキストを取り出せるファイルのみを検索対象としており、画像・動画などのバイナリファイルは
検索することが不可能でした。FileBlogでは、フォルダをたどってファイルを一覧できるため、任意のバイナリファイルを見つけて
説明文を書き込めます。写真データやイラスト素材データなども、キーワード検索によって後日の再利用が劇的に簡単になります。

ファイルの更新をリアルタイムに検知して、検索インデックスに反映できる

一般に検索エンジンが新しいページを発見して登録するためには、毎晩深夜あるいは毎週週末という具合に、定期的な巡回がおこなわれることが多いのですが、
FileBlogは更新を自動検知して、即座に(数秒~十数分で)検索インデックスに反映します。