DBISAM C/S版サーバの利用方法を説明します

DBISAMサーバーの準備

  • 初めにサンプルデータを用意します。今回はDelphi付属InterBaseのサンプルテーブルからDBISAMテーブルへコンバートして作成します。

※あらかじめ、「DBISAM Additional Software and Utilities – Version 4.**」をダウンロードしてインストールする必要があります。(ダウンロードは→[こちら] )

  • 「BDE Database Transfer Utility」(以下DTU)を起動します。スタートメニューの「DBISAM Additional~~」→「BDE Database Transfer Utility」
    DTUが起動したら「Source」タブ(コンバート元DB)で「Use Alias for Source」にチェックを入れ次の2点を設定します:

      [Use Alias for Source] = DBDEMOS
      [Select Tables to Transfer] = biolife.db
    

「Destination」タブへ移りコンバート先フォルダを指定します。
「Use Directory for Destination」にチェックを入れフォルダを指定します。今回はc:\DBISAMServer_Testフォルダを作成しました)

「Transfer」タブへ移り「Begin Transfer」をクリックするとコンバートが開始されます。完了したらアプリケーションを終了します。

  • 以上でc:\DBISAMServer_Testフォルダにbiolifeテーブルがコンバートされました。
  • 次に、DBISAM Server を起動します。スタートメニューの「DBISAM ….」「DBISAM Database Server」からサーバを起動すると、タスクトレイにDBISAM Serverが常駐するはずです。

※タスクトレイに常駐するDBISAM Server をクリックするとサーバの稼動状況を確認できますが、この画面ではほとんど何も設定はできません。

  • サーバにデータベース(フォルダ)を登録します。
    スタートメニューの「DBISAM Additional Software and Utilities – Version 4.**」「Server Administration Utility」(以下SAU)を起動します。

このアプリケーションでは、DBISAMサーバにデータベース(フォルダ)を登録したり、データベースユーザを登録することができます。

  • SAUを起動したら、初期ユーザID/初期パスワードでログインしてください。「File」→「Login to Server」
    ユーザ名、パスワードは「admin」「DBAdmin」です。
  • まず、admin以外にユーザを作成してみます。
    「Users」タブへ移り、「Add」ボタンをクリック。以下の4つの項目を設定して「Save」で保存します:

      [User Name] = test(任意)
      [Password] = hoge(任意)
      [Description] = (任意)
      [Administrator] = (任意)
    

  • 次に、DB名とDBフォルダを関連付けます。
    「Database」タブへ移り、「Add」ボタンをクリック。以下3つの項目を設定して「Save」で保存します:

      [Name] = TestDB(任意)
      [Description] = (備考)
      [Directory] = C:\DBISAMServer_Test(コンバートしたサンプルDB)
    

以上でDBISAMサーバはサンプルデータベースを参照するようになります。

  • 次に、TestDBへアクセスできるユーザを登録します。
    「Database Users」タブへ移り、Database=TestDBを選び「Add」ボタンをクリック。項目を設定して「Save」で保存します:

      「User Name」にtestを選ぶ。
      「Rights to Grant」でユーザが実行できる動作を指定します。
    

以上でDBISAMサーバへのDBの登録、DBへのユーザのアクセス権限の設定が完了し、DBISAMサーバの準備が整いました。

※ユーザ作成の時にAdministratorにチェックを入れていた場合は全ての登録されているDBやテーブルに対して、全ての権限(ログイン含め)を持っています。
セキュリティ向上の為にも、デフォルトのユーザである「admin」は削除しておきましょう。
※以上で設定した情報はサーバの同一フォルダに保存されています。(dbsrvr.scfファイル。エクスプローラ上ではdbsrvrとなっています)