データベースオブジェクトの一覧参照

データベースオブジェクトの参照・編集

PL/SQL Developerでは、画面左側の「オブジェクトブラウザ」ウィンドウで、データベース内に定義されたテーブル・ビュー・プロシージャ・パッケージ・シーケンス・トリガーなど、各種のデータベースオブジェクトを一覧できます。

SQL*PLUSの場合、オブジェクトの一覧を見るには、たとえばSQL文を実行しなければなりませんでした。

SELECT OBJECT_NAME FROM SYS.ALL_OBJECTS
WHERE
  OWNER = 'SCOTT'AND
  OBJECT_TYPE = 'TABLE';

PL/SQL Developer のオブジェクトブラウザは、内部的に、上と同じようなクエリを実行して、結果をツリー表示しています。ツリーに表示するオブジェクトの種別は、”Tool/Preferences/Browser” で取捨選択できますので、フォルダが多すぎて却ってわかりにくい場合は、絞り込んでください。

データベースオブジェクトの参照・編集

テーブル定義・ビュー定義の参照

ブラウザ画面でテーブルを選択して右クリックすると、ポップアップメニューが表示されます。ここから、テーブルの定義を参照・編集することが可能です。

以下にポップアップメニューのそれぞれの機能をまとめました。特によく使うと思われるものを太字にしました。

メニュー項目 動作 備考
New 新規作成  
Duplicate 複製  
Refresh 定義情報の再読み込み  
Copy Comma Separated 選択オブジェクトの名前をクリップボードにコピー 複数が選択されていた場合はカンマ区切り
Properties

テーブルプロパティの参照

SYS.ALL_TABLES と同じ情報が表示される
Describe カラム定義の参照 SQL*PLUSのdescribeと同じ形式
View オブジェクト定義の参照  
Edit オブジェクト定義の編集  
Rename オブジェクト定義の名前の変更  
Drop オブジェクト定義の削除  
Browse 参照を辿る オブジェクトを参照しているプロシージャ・パッケージが ”Referenced
by”フォルダに表示されているとき、そこで”Browse”を選ぶと、参照しているプロシージャにブラウザ上のカーソルを飛ばします
Recompile referencing objects 該当オブジェクトを参照しているプロシージャ・パッケージをリコンパイルする  
Query Data 選択されたテーブル・ビューの全件をSELECTするSQL実行  
Edit Data データをグリッド上で編集できる形式で、全件SELECT  
Export Data Exportツール画面を開く  

テーブル定義の編集画面

たとえばテーブルを選択して「New」「Edit」「View」を選択したときの画面は以下のようになります。

「View SQL」ボタンを押すと、新規テーブル作成時や、既存テーブル参照時には CREATE TABLE/ CREATE VIEW 文などのDDLが表示されます。変更を加えてから「View SQL」を押すと、ALTER TABLE などのDDLが表示されます。

各種データベースオブジェクトのタイプごとに、異なるフォーマットの編集画面が用意されており、画面上の操作で設定を参照・更新することがたいてい可能です。PL/SQL Developer を使ってデータベース・オブジェクトの定義の作成・編集を行いながら、疑問点をリファレンスで調べていくうちに、どんな操作が可能なのかが身につくと思います。