作業ファイルの再配置

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作業ファイルの再配置

FileBlogが、使用するフォルダを再配置できます。

 

再配置の目的

目的

説明

ディスク容量不足の回避

たとえば、C:ドライブの残り容量がわずかである場合、FileBlogが作業ファイルやログファイルをC:ドライブに書き出すと、ディスク容量不足によりシステムダウンが発生するおそれも考えられます。

このような時に、作業ファイルの書き出し場所を別ドライブに移動する必要があります。

ディスクアクセス性能の向上

単一のハードディスクドライブにおいて、複数のフォルダ・ファイルへのアクセスが同時に発生することは、アクセス性能を悪化させる原因になります。

サーバーマシンに複数のハードディスクドライブが接続されている場合、たとえば、プレビューファイルの保存場所と、全文検索インデックスの保存場所と、作業フォルダを、それぞれ別々の物理ディスクに配置することで、ディスクアクセスの競合を回避できることが期待できます。

 

再配置の方法

環境設定を編集して、次の各フォルダを再配置することを推奨します。

なお、検索インデックスフォルダの変更方法については、検索インデックス設定 を参照下さい。

エントリ名

説明

tpi_root

(プレビュー保存フォルダ)

ファイルから抽出されたテキストやサムネイル画像などを保存するフォルダです。

画面下部のシステム設定 > ドキュメントルート

プレビュー画像は、容量が大きくなる場合もあるため、独立ドライブに配置することをお勧めします。

ドキュメントルートが複数ある場合、ドキュメントルートごとに異なるフォルダを指定する必要があります。

全てのユーザーが読み取り可能なフォルダを指定してください。

accesslog_dir

FileBlogで操作されたログの保存先です。

画面下部のシステム設定 > アクセスログ

出力されるファイルは、容量が大きくなる場合があります。

指定なし(空白)にしておくと、ログファイルは出力されません。

batch_work_dir

Fb3Indxerのバッチ処理の作業ファイルの保存フォルダです。

画面下部のシステム設定 > 設定全般(config.ini)

一時的なデータの書き出しに使用される領域です。文書数が非常に多い場合には、数百MB以上の容量を必要とします。

指定なし(空白)にしておくと、APPDATA(※1) + batch_work が設定されます。

webtempdir

一括ファイルダウンロードを行ったときに一時的に作成されるzipファイルの保存フォルダです。

画面下部のシステム設定 > 設定全般(config.ini)

24時間経過した一時ファイルは自動的に削除されますが、ある程度の容量が必要です。

指定なし(空白)にしておくと、APPDATA(※1) + temp が設定されます。

actionqueue_savepath

Fb3Indxerのアクションキューを保存するフォルダです。

画面下部のシステム設定 > 設定全般(config.ini)

検知されたファイルの変更を、一時的に記憶するために利用される領域です。

指定なし(空白)にしておくと、APPDATA(※1) + action が設定されます。

idxserverlog_savepath

Fb3Indxerの全体の実行ログを保存するフォルダです。

画面下部のシステム設定 > 設定全般(config.ini)

1日に1ファイルずつ作成され、起動・終了などのイベントを記録します。

指定なし(空白)にしておくと、APPDATA(※1) + log が設定されます。

 

 

 

 

※1 APPDATA は Windows のアプリケーションデータフォルダのことで、通常は次のフォルダのことです。

Windows 7, 8.1, 10 / Windows Server 2008 R2, 2012, 2012 R2

C:\ProgramData\FileBlog\3.0