ファイルを直接開く

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ファイルを直接開く

ファイル直接オープン機能について

操作メニューの「直接開く」を選択すると、サーバーからファイルをダウンロードすることなくファイルを直接開くことができます。

Windowsエクスプローラーでファイルをダブルクリックして開くのと同様に、ファイルサーバーのファイルをPCのアプリケーションで開き、編集後に上書き保存ができます。

この機能はオプションライセンスが必要です。(評価版ではライセンスなしに使用できます)

 

注意事項

この機能はローカルエリア内のWindows PCでのみ使用できます。

PCに専用プログラムのインストールが必要です。

Windowsエクスプローラーで対象ファイルの参照ができない場合は本機能の使用ができません。

タブレットやスマートフォンなどのモバイル端末では本機能は使用できません。

Mac OSの端末では本機能を使用できません。

 

クライアントPC側の準備

PCに専用プログラム(fbclient.exe)をインストールします。

1.FileBlogにおいて任意のファイルで、操作メニューの「直接開く」を選択します。

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2.Webブラウザで「直接開く」の初回実行時に、FileBlogクライアントインストーラーのダウンロード案内が表示されます。

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3.STEP1の操作方法にそって、FileBlogClientInstaller.zip をダウンロードします。
ダウンロード後にはWebブラウザを終了してください。

4.FileBlogClientInstaller.exeを実行し、fbclient.exeをインストールします。
fbclient.exeをインストールするためには管理者権限が必要です。

5.Webブラウザを起動してFileBlogにログインし、任意のファイルで「直接開く」を実行します。
再び、FileBlogクライアントインストーラーのダウンロード案内が表示されます。

6.STEP2の「はい」を選択します。
以降は、「直接開く」を選択すると、ファイルが直接開くようになります。

 

Cookieを利用しないようにする設定

STEP2で「はい」を選択すると、直接ファイルオープンツール(FbClient)がPCへインストールされているということをブラウザのCookieに記憶させ、以後の「直接開く」操作でFbCientに処理実行を命じるようになります。

しかし、VDI環境などではCookieが毎回リセットされた状態となるため、「直接開く」を操作すると初回操作で直接ファイルオープンツールのダウンロード案内画面が必ず表示されるようになります。

これを回避するには、次の設定を行います。

システム設定 > 設定全般(config.ini) > fbclient_preinstalled を開く

チェックを入れONにする

設定を保存してサービスを再起動する

Cookieを利用せずにFbCientに処理実行を命じるようになりますが、直接ファイルオープンツールのダウンロード案内画面が表示されないようになります。

ダウンロード案内画面は次の方法でいつでも表示させることができます。

設定ボタン > 直接オープンツール設定 を開く

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直接ファイルオープンツール (fblient.exe)をアンインストールした場合の注意

アンインストール後に「直接開く」を選択してもツールのダウンロード画面が表示されない場合は、ブラウザのCookieを削除してから操作を行ってください。

または、設定ボタン > 直接オープンツール設定 でダウンロード画面を開くことができます。

 

サーバ側の準備

1.設定ボタン > システム設定 > 直接オープン を開きます。

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2.「直接ファイルオープンを許可するネットワーク」に、本機能を許可するIPアドレス範囲を指定します。

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ネットワークアドレスを指定しておくことで、Webサーバー(FbWeb)サービスに対する接続を判定します。

許可するネットワークに割り当てられたネットワークアドレス(IPアドレスのホスト部を0にしたもの)と、ビットマスクをスラッシュ(/)で繋げたものを指定します。

改行区切りで複数の範囲を指定できます。

ローカルループバック「127.0.0.0/8」を必ず設定してください。

o例1)グローバルIPアドレス(例:134.56.xxx.xxx)が割り当てられている場合

134.56.0.0/16
127.0.0.0/8

o例2)LANをプライベートアドレス(192.168.0.xxx)で管理している場合

192.168.0.0/24
127.0.0.0/8

3.ネットワークアドレス範囲の設定後、許可・拒否のIPアドレスをチェックします。

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「ネットワーク判定ツール」タブを開きます。

IPアドレスを入力して「判定」ボタンを選択します。

o「マッチしました」        IPアドレスは許可されています。(直接開くが機能します)

o「マッチしません」        IPアドレスは許可されていません。(直接開くが機能しません)

4.「直接ファイルオープンを許可しないファイル種類」にファイル拡張子を登録すると、そのファイルは「直接開く」で開くことはできなくなります。

5.設定を保存してサービスを再起動すると反映されます。

 

ドキュメントルートフォルダがローカルドライブの場合

ドキュメントルートに C:\share のようにサーバーのローカルドライブを指定している場合、クライアントPCからはWindowsエクスプローラーで接続できないため、ファイルを直接開くことができません。

本機能の使用には、クライアントPCからファイルサーバーにあるファイルをWindowsエクスプローラーで参照できるパスで、ドキュメントルートへの指定が必要です。

フォルダの共有設定を行う

ドキュメントルートに指定するフォルダをWindowsの共有設定で公開します。
(フォルダの共有化によりWindowsエクスプローラーで接続可能になるため適切にセキュリティを設定してください)

フォルダ共有の設定後に、ドキュメントルートフォルダの指定も変更します。
\\Server\share のように変更し、サービスを再起動してください。

ドキュメントルートの変更後、インデックスの再構築を実施します。

※ 大規模環境で、既にインデックスを構築済みの場合にはおすすめしません。以下の設定を実施してください。

ドキュメントルートパターンを設定する

ドキュメントルートフォルダは変更しないで、公開フォルダのパスパターンだけを追加する方法です。

ドキュメントルートの変更が難しい場合には、この方法をとってください。

設定ボタン > システム設定 > ドキュメントルート の設定において、Patterns に共有フォルダのパス(例 \\serverxxx\share)を登録します。

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ここで登録するパスは、ドキュメントルートで指定しているローカルフォルダと同一の場所が指定されるようにしてください。

設定を保存してサービスを再起動すると反映されます。