最初の1年で作ったのは、大量の電子メールを整理するためのメールソフトでした。
大量のメールを整理するために、性質分類・内容分類の二つの階層分類を使おうというアイディアがまず最初に生まれ、これをSQLデータベースを使って実装することにしました。
メールサーバに接続し、受信メールを解釈する良い方法がなかなかわからずに苦労しましたが、おおよそ半年で、個人用のメールソフトが完成しました。
これが、最初のMatrixBaseです。まだVer.1.0を名乗るのは時期尚早だと思ったので、これをVer.0.9と呼びました。
電子メールは、いろんな人から送られてきます。中には文字化けしてしまうメールもありますが、文字化けの確率を減らすには、とにかくたくさんのメールを受信して、読めるように対処する経験を重ねるしかありません。メール受信についていえば、MatrixBaseは2000年からの経験を蓄積しています。