現場リーダーの責任と情報処理負荷が増えたにもかかわらず、これまで企業が成功してきたのは、もともと現場リーダー層の人材に能力的な余力があったからでした。利用可能な資源を余さずに有効活用すると言う意味で、従来のIT活用は大成功を果たしたと言えます。

しかし、現場リーダーの情報処理能力も、そろそろ限界です。いや、もう限界に達しているのかもしれません。資源の有効活用は重要ですが、余裕を残さずに日常的に能力を使い切ってしまえば、いざというときに資源が不足/枯渇するおそれがあるのです。

従来型ITの成功体験にしがみついて、これ以上に現場リーダーの情報処理負荷を増してしまった場合、肝心の現場リーダーが燃え尽きたり、力尽きたりする可能性が極めて高くなっています。経営者の皆さん、どうか気付いてください。

深刻なリスク

現場リーダーが過負荷状態に陥った場合、以下のような事態が発生する懸念があります。

  1. 壊れる・やる気を無くす
  2. 退職する
  3. 倒れる・死ぬ
  4. 失踪する・蒸発する

どの一つをとっても、多大な損害が発生するリスクがあることが、明らかです。にもかかわらず、現実にここに挙げたような事例が、あちらこちらの現場で発生しているのを耳にします。しかも、「大規模プロジェクトは失敗して当たり前だ」とか、「プロジェクト規模に応じて、犠牲者が出るのは止むを得ない」といった感想が出てしまう。

もはや、現場リーダーの過負荷が組織の新しいボトルネックの一つになったことは明らかです。ボトルネックを解消するためには、現場リーダーに集中する大量の情報を効率良く処理するための新しい仕組みが必要です。