アプリケーション開発を行っていると、データベース・オブジェクトのバックアップを頻繁に行う必要が生じます。

テーブル・ビュー・プロシージャ・ファンクション・パッケージ・タイプ・トリガー・シーケンスなど、各種のデータベース・オブジェクトのバックアップを、PL/SQL DeveloperのGUI画面から簡単に行うことが可能です。

●ユーザ・オブジェクトのエクスポート 現在のオブジェクトを再作成できるDDL文(CREATE TABLE, CREATE PROCEDURE などのSQL文)をテキストファイルとして書き出します
●テーブルデータのエクスポート 現在のテーブル定義に加え、テーブル内のデータもファイルに書き出します
 1.EXP ユーティリティ 形式 Oracleの標準ユーティリティであるEXP.exe を使って指定されたテーブルをエクスポートします
 2.SQL 形式

テーブル定義をCREATE TABLE文に、データを、INSERT文に変換してエクスポートします

出力はSQLなのでテキストエディタで編集しやすく、別のシステムにも移行しやすい形式です

 3.PL/SQL Developer形式

独自のバイナリ形式です

圧縮効率が高いことと、複数テーブルを一つのファイルにエクスポートした場合でも、簡単にテーブルを選択してリストアできることが利点です

ユーザ・オブジェクトのエクスポート

メインメニュー から「Tools」「Export User Objects」を選択すると、ユーザオブジェクトの一覧が表示されます。 ここから定義をエクスポートしたい対象を選んでファイルにエクスポートすることが可能です。

テーブルデータのエクスポート

メインメニューから「Tools」「Export Tables」を選択するか、オブジェクトブラウザでテーブルを選択し、右クリックして、「Export data」をクリックするか、いずれかの操作で、以下の画面が表示されます。

ユーザオブジェクトおよびテーブルデータのインポート

エクスポートされたユーザオブジェクトは、SQL*PLUSもしくはPL/SQL Developerのコマンド画面でSQLを実行することで作成することが可能です。

エクスポートされたテーブルデータは、「Tools」→「Inport Tables...」から、それぞれのフォーマットでのインポートが可能です。