PL/SQL Developer = PL/SQL 統合開発環境

「Oracle」をバックエンドに用いるデータベースアプリケーションの開発者にとって、
必要な開発環境とはどのようなものでしょうか?

DBアプリケーション開発において必要になる以下の機能は、すべてPL/SQL Developerから実現可能です。
 

  1. PL/SQL Developer 評価版導入方法
  2. SQL問い合わせの実行
  3. DBオブジェクト定義の参照・編集
  4. PL/SQLプロシージャ、パッケージの編集とコンパイル
  5. DBオブジェクトのエクスポート、インポート
  6. PL/SQLプログラムの編集とテスト・実行

PL/SQL Developerを利用することの主なメリットをまとめると以下の通りとなります。

  • 速い:Oracle(OCI)にネイティブ接続しますので、動作が軽快です。
  • 統合環境である: SQLの編集・テスト・デバッグのすべてを一つのツールで行えるため、作業効率が上がります。
  • SQLPLUS互換コマンド・インタプリタの機能も持っており、単体のSQLPLUSは本当に使わなくてよくなります
  • コード入力支援が充実: テーブルのカラム名など、ひとつひとつ手動で入力せずとも、自動的に入力する手段が用意されています。
  • デバッガが高機能:PL/SQL無名ブロックのステップ実行・トレース実行ができ、変数の設定・参照はもちろん、カーソル内容のグリッド表示も可能です。もちろんDBMS_Outputも表示できます。

Oracleアプリケーション開発者向けの製品で、SQL実行やデータベースオブジェクトの参照・操作を支援するツールは何種類もありますが、PL/SQLプログラムの編集・コンパイル・テスト(デバッグ)環境としての機能の充実の点では、PL/SQL Developerは抜きん出た存在であるといえます。オランダ Allround Automations 社の製品として、ヨーロッパ・アメリカを中心に数万ライセンスの出荷実績があり、安心して使える製品です。

なお、PL/SQL Developer は、PL/SQLアプリケーション開発者向けの製品であり、データベース運用・管理向けの機能には重点が置かれていないことにご注意ください。また、テーブル名、カラム名など、データベースオブジェクトの名称に日本語を使っている場合には対応していません。日本語はあくまでデータとして扱います。また、日本語データはShiftJIS文字コードでデータベースに保存されている必要があります。

次のページでは、まずダウンロードと日本語使用のための設定方法を説明し、その後、機能の一部をご紹介していきます。
百聞は一見に如かず。まずは評価版(一部機能制限がありますが1ヶ月間つかえます。)をダウンロードして実際に体験してみてください。