2025/07/23 FileBlog Ver. 5.5.1.2
TempフォルダのDLL削除によるサービス停止の可能性について
- .NET以外のDLLを一時フォルダに展開して読み込む仕様のため、稀にWindowsの自動削除でDLLが消え、長時間起動時にサービスが停止するケースが確認されました。
- DLLの展開先を自動削除されにくい場所に変更し、安定稼働を図る修正を行いました。
不具合修正
- [ファイル検索] 浮動小数点型タグの小数点値による検索でヒットしない不具合を修正しました。
- [ファイル操作] ファイルのアップロードが完了する前に下部に表示される通知バーが消えてしまう不具合を修正しました。
- [システム設定] ライセンスをアクティベートしたのに評価ライセンスと表記されてしまう不具合を修正しました。
- [アクセスログ集計] 除外ルールを2件以上設定すると、除外が全く機能しなくなる不具合を修正しました。
- [SharePoint] SharePointにアクセス権がないと、SharePoint以外のドキュメントルートにもアクセスできなくなる不具合を修正しました。
新機能/仕様改善
- [証明書] Webサーバー向けのサーバー証明書自動発行機能を追加しました。自己署名のルート証明書に基づく認証局を立ち上げ、Webサーバーを再起動する都度、有効期限を延長したサーバ証明書を生成します。LAN内でのHTTPS/SSL運用がより手軽になります。
- [シングルサインオン] 昇格ログイン機能を追加しました。シングルサインオン後にユーザーIDとパスワードを入力・記憶させ、次回以降は入力を省略できるようになります。通常はSSO設定のみで十分ですが、Kerberos認証に対応していないファイルサーバーへのアクセスを可能にするための機能です。
- [変更検知] これまでフォルダのタイムスタンプ変更は検知対象外でしたが、本バージョンより検知されるようになり、インデックスにも反映されるようになりました。
- [Pdfタイムスタンプ] アマノタイムスタンプライブラリのライセンス認証方式として、ユーザーID/パスワードによるBasic認証に対応しました。
- [Pdfタイムスタンプ] プラグインインストーラーでルート証明書を自動インストールできるようになりました。
- [ファイル検索] NGワードに指定したキーワードを含む文書を検索結果から除外する機能を追加しました。
- [ファイル一覧] ファイル一覧画面でフォルダとファイルを区別せず純粋に並べる機能を追加しました。この機能は、WebServer/FileListOrderPriority 設定で「区別なし」を選択すると有効となります。デフォルトではファイルとフォルダを混在表示する際に、並び順にかかわらずフォルダを先頭に表示する「フォルダ優先」のソートが適用されています。
- [ファイル一覧] 一覧出力のExcel形式で出力されるファイル形式をxlsからxlsxに変更しました。
- [ポータル] FbGrid に data-target="_blank" を指定した場合に、配下の FbGridItem のリンクを一括で別ウィンドウ表示にできるようになりました。
- [タグ付与] ファイルに付与するタグを個別にクリアできるようにしました。
- [タグ付与] ファイルに付与するタグを一括でクリアできるボタンを追加しました。
- [プレビュー表示] DocuWorks 10に対応しました。FileBlogサーバー上にDocuWorks 10がインストールされている場合、xdw/xbdファイルのプレビュー作成が可能になります。なお、DocuWorks 9がインストールされている環境でも、DocuWorks 10で作成されたファイルの後方互換性により一部プレビューは可能ですが、今回の対応はDocuWorks 10環境での正式なプレビューサポートを目的としています。
- [プレビュー表示] プレビュー表示時に、PDFファイルが印刷禁止のセキュリティ設定となっている場合は印刷を制限する仕様に変更しました。
- [プレビュー表示] MOVファイルの再生機能に対応しました。なおブラウザ側で再生機能がある場合に限ります。主にMac系のブラウザで標準対応しています。
- [プレビュー表示] .pub拡張子ファイルのプレビューに対応しました。
- [プレビュー表示] .heic拡張子ファイルのプレビューに対応しました。
- [FileBlogClient] 設定ファイル用のパスワードを暗号化して登録できるコマンドを追加しました。
- [SharePoint] プロキシサーバーを経由してSharePointOnlineに接続できるように修正しました。
- [SharePoint] クロール速度が向上しました。サイトに関連するアカウント表示名の取得を効率化しました。
- [SharePoint] SharePointのリストも全文検索対象に追加しました。
- [SharePoint] Teamsから作成されたサイトをクロール対象から除外できるようにしました。
- [システム設定] ダッシュボードに証明書ボードを追加しました。各所で設定されている証明書とその有効期限をまとめて確認できます。
- [システム設定] 設定全般における各証明書設定にて証明書をダウンロードできるようにしました。
- [システム設定] 設定保存時に、推奨される設定値に関するアドバイスが表示されるようになりました。
- [システム設定] ReverseProxy設定用のGUIに「Simple」(簡単モード)を追加して簡易に設定できるようになりました。
Ver.5.5の変更点(Ver.5.5.0.4~)
「直接開く・ダウロードして作業コピーを編集」機能をご利用のお客様へ
- 「直接オープンツール」(FileBlogクライアント)を十数年ぶりに刷新しました。「ダウロードして作業コピーを編集」機能が強化され、作業コピーの一括アップロードと一括削除の操作が簡単になります。
- 従来のFileBlogクライアントは使用できなくなるため、改めて新FileBlogクライアントのインストールが必要です。
- 通常は、最初に「直接開く・ダウロードして作業コピーを編集」のいずれかを実行すると、新FileBlogクライアントのインストーラーがダウンロードされ、各ユーザーがインストールすることで利用できます。
- 計画的な配布には、PCの全ユーザー対象のインストールや、サイレントインストールも可能です。(管理者権限を要します)
- FileBlogクライアントのインストール方法はマニュアルをご覧ください。
2025/04/22 FileBlog Ver. 5.5.0.12
2025/04/22 FileBlog Ver. 5.5.0.12
Ver.5.5.0.8の不具合修正を修正しました。
2025/04/07 FileBlog Ver. 5.5.0.8
既知の不具合について
FileBlog Ver 5.5.0.8には、4月19日(土)以降に多くの機能が不全となる重大な不具合がありました。
2025/4/8 から 4/18の二週間弱の公開期間にVer.5.5.0.8をインストールした方が対象です。
ご利用中のお客様にはご迷惑をおかけし大変申し訳ございません。
本バージョンをダウンロードしたお客様5社には4月22日(火)中に案内の上、2025/4/24までにバージョンアップ対応いただきました。ありがとうございます。
原因
弊社の開発環更新において、インストーラ作成環境の仮想マシンを別マシンに移設した際に、プログラムを難読化してパッケージングするツールのライセンスを新環境に引き継ぐことに失敗していたためです。当該ツールは即時にエラーとならずに、二週間だけ体験版として動作していたため、4月19日以降に問題が発症したものです。
現象
FileBlog Ver 5.5.0.8 をご利用中の環境において、以下のエラーが、タスクスケジューラによる実行を含むFileBlog関連プログラムの起動時に発生して、動作停止します。
This assembly is protected by an unregistered version of Eziriz's .NET Reactor
この問題は、FileBlog Ver 5.5.0.8 のみにおいて再現する不具合であり、FileBlogVer.5.5.0.6以前は該当しません。FileBlog Ver 5.5.0.12以降で修正済みです。
対策
FileBlog Ver 5.5.0.12にアップデートしてください。FileBlog Ver 5.5.0.6以前のVer 5からのバージョンアップは、通常通りにインストーラを流すだけですが、不具合のあるFileBlog Ver 5.5.0.8からのバージョンの場合は、お手数ですが下記の手順に従い、あらかじめ起動中のサービスを停止してからインストーラを実行してください。
FileBlog Ver 5.5.0.8からのバージョンアップ手順
- Windowsのサービス管理ツールを使用して、以下の各FileBlogサービスを上から順番に停止してください
- Fb5Web
- Fb5WebAdmin
- Fb5Indexer
- Fb5Solr
- Fb5PostgreSQL
- Fb5Zookeeper (Fb5Solrサービスの停止に連動するので手動で停止する必要はございません)
- FileBlog Ver 5.5.0.12インストーラーを実行してください。
本件に関するご不明点などがございましたら、お問い合わせください。
不具合修正
Ver.5.5.0.8
- [ダウンロード編集] 作業フォルダをユーザが手動で(Windowsエクスプローラなどで)削除した後に、ブラウザからダウンロード編集中ファイル削除を実行すると、他の作業フォルダまで削除されてしまう不具合を修正しました。(Webアプリ上で削除しただけでは問題ありません)
仕様変更
Ver.5.5.0.8
- [直接オープンクライアント] 接続先のSSL/TLSサーバー証明書のCommon Nameが一致しないなどの警告がある場合でも、接続できるように仕様を変更しました。
2025/03/10 FileBlog Ver. 5.5.0.6
不具合修正
- [設定] PFX形式のSSLサーバー証明書を設定できるものの、Webサーバーを起動してもHTTPS接続ができない(Ver.5.5.0.4の)不具合を修正しました。(Ver.5.4以前のお客様には影響ありません)
- [SharePoint] テキストファイルの差分比較に失敗する不具合を修正しました。
- [SharePoint] ZIPファイルの解凍に失敗する不具合を修正しました。
- [SharePoint] 「ダウンロードして作業コピーを開く」「タグ一括編集」「タグインポート(CSV形式)」の各メニューが、SharePoint上のドキュメントに対して誤って表示される不具合を修正しました。
2025/03/03 FileBlog Ver. 5.5.0.4
「直接開く・ダウロードして作業コピーを編集」機能の刷新
- 「直接オープンツール」(FileBlogクライアント)を十数年ぶりに刷新しました。「ダウロードして作業コピーを編集」機能が強化され、作業コピーの一括アップロードと一括削除の操作が簡単になります。
- 従来のFileBlogクライアントは使用できなくなるため、改めて新FileBlogクライアントのインストールが必要です。
- 通常は、最初に「直接開く・ダウロードして作業コピーを編集」のいずれかを実行すると、新FileBlogクライアントのインストーラーがダウンロードされ、各ユーザがインストールすることで利用できます。
- 計画的な配布には、PCの全ユーザ対象のインストールや、サイレントインストールも可能です。(管理者権限を要します)
- FileBlogクライアントのインストール方法はマニュアルをご覧ください。
不具合修正
- [タグ] ファイル一覧で選択したファイルのタグ情報が、画面右側の情報パネルに表示されないことがある不具合を修正しました。
- [タグ] 直接編集できない候補型タグにおいて、入力した値をクリアできない問題を修正しました。対応としてクリアメニューを追加しました。
- [Zipファイル] Zipファイル内を検索対象にしている場合(CrawlZipContent=true)、同じ名前のファイルが複数入っているZipファイルや、パスワード保護されたZipファイルで、インデックス再構築時に毎回差分が検出されてしまう不具合を修正しました。
- [検索] SearchEngine/AclSearch 機能を無効化している環境において、検索結果の一覧出力時に、空の出力結果になる不具合を修正しました。
仕様変更
- [検索] 検索結果を「名前」順で表示したとき、50音順ではなく、Windows Explorerと同じ並び方(StrCmpLogical順)になるように修正しました。
- [検索] 検索結果を「親フォルダ」別に並び替えできるようになりました。
- [タグ] PDFファイルに付けたタグ情報をファイル内に埋め込む設定(UseXMPTagOnPDF)が追加されました。デフォルトではこの設定はオフになっており、これまでどおりNTFSファイルシステムの代替ストリームに保存されます。
- [ポータル] FbExplorerタグに、ファイル一覧の並び順(data-orderby, data-orderbydescending)を指定できるようになりました。
- [SharePoint] 特定のサイトのみを対象にするオプションSiteNamesが追加されました。この設定により、エンタープライズアプリケーション(Entra)に付与するAPIアクセス許可として、SharePoint>Site.Selectedを利用できるようになりました。
- [SharePoint] SharePointのクロール設定にAccessControlMode(アクセス権取得モード)が追加されました。
- [設定] WebDocumentRootのSrcPath/DstPathで使えるマクロ式の仕様が変更されました。{{userid}} や {{domain}} のように変数を指定でき、条件分岐にも対応しています。なお、これまでの $(userid) や $(domain) の記法も引き続き利用できます。
- [設定] PdfImageQuality設定は、0から100までの範囲でのみ設定できるように変更されました。
- [プレビュー] プレビュー閲覧画面で表示されるURLが短縮されました。以前のバージョンでは、URLに親フォルダのパスを示す「parent」が常に指定されていましたが、ファイルの親フォルダパスが自分自身のものと一致する場合、「parent」パラメータが省略されるようになりました。