カンバンボード

カンバンボードは、ファイルをカンバン(カード)化して複数レーンを移動させることによって、視覚的にステータスや属性の情報を管理できる機能です。

本機能は、CMエディションで使用できます。

../../../_images/20231218-220724-881.png
  • カンバンボードの表示には、専用タグとポータル機能の[index.thtml]ファイルが必要です。

  • [タグ」でカンバンの移動するレーンを定義し、[index.thtml]ファイルで画面表示します。

  • ファイルのタグに値を登録するとカンバンがレーンを移動する仕組みです。

  • カンバンボード画面でドラッグ&ドロップによりカンバンを移動させるとタグの登録値が自動的に変わります。

カンバンの移動レーンの定義

  1. [管理ツール > 設定全般 > すべての設定 > タグ定義 > Tags > 追加]にて新規のタグ項目を定義します。

   ../../../_images/20231218-221421-589.png

  1. [フィールド名]はindex.thtmlの中で指定する値になります。

  2. [データ型]は文字列(完全一致)を選択します。

  3. [編集方式]は選択式を選択します。

  4. [候補値]に各レーンの表示名を登録します。候補値の上から順番がレーン表示の左からの並び順になります。

    • label=Valueのように改行区切りで登録します。

    • labelはレーン名として表示されます。

    • Valueはシステムが使用する値になります。index.thtmlの中でも使用されます。

カンバンボードの表示

カンバンボード機能はポータル機能により表示・動作するため、index.thtmlファイルのおかれたフォルダにカンバンボードが表示されます。

以下のHTML書式にてindex.thtmlファイルを編集します。

HTML要素

FbKanban

カンバンの表示には<FbKanban></FbKanban>タグを使用します。属性で表示内容を定義します。

  <FbKanban 
    data-path="/DocRoot" 
    data-keyword="" 
    data-lane-key-tagid="kanban_status"
    data-lane-file-default="fixme"
    data-lane-folder-default="fixme"
    data-lane-width="300px"
    data-lane-collapsed="done,cancelled"
  data-card-title="title"
    data-drop-uplodable="true"
    data-orderby="name"
></FbKanban>

属 性

<FbKanban>要素の中で使用する属性です。

data-path

指定されたフォルダにあるファイルがカンバンとして表示されます。

data-path="/DocRoot/kanban/stock"
data-keyword

指定したキーワードで検索した結果がカンバンとして表示されます。data-pathで指定されたフォルダが検索対象です。

data-keyword="type:pdf,稟議書"
data-lane-key-tagid

移動レーンを定義したタグのフィールド名を指定します。

data-lane-key-tagid="kanban_status"
data-lane-file-default

ファイルをカンバンとして配列させる最初のレーンを指定します。この段階ではファイルのタグに値は登録されません。

data-lane-file-default="fixme"
data-lane-folder-default

フォルダをカンバンとして配列させる最初のレーンを指定します。この段階ではフォルダのタグに値は登録されません。

data-lane-folder-default="fixme"
data-lane-width

レーンの幅を指定します。省略時は300pxの幅になります。

data-lane-width="200px"
data-lane-collapsed

指定したレーンを畳んだ状態で表示させることができます。タグ値をカンマ区切りで指定します。

data-lane-collapsed="InProcess,awaiting"
data-card-title

カンバンに表示するタイトルフィールドを指定します。

  • titleを指定するとファイル名/フォルダ名が表示されます。(省略時も同じ)

  • tags.$(タグのフィールド名)を指定するとタグの登録値が表示されます。

data-card-title="tag.tfb_description"

例えばこのように指定すると概要タグの内容を表示します。

data-drop-uplodable

カンバンボードの画面へのファイルのドラッグ&ドロップによるアップロードを無効にできます。アップロード先はdata-pathで指定されているフォルダです。省略した場合は有効になります。

data-drop-uplodable="false"
data-orderby / data-orderbydescending

レーンの中でのカンバンの表示順を指定できます。data-orderbyが昇順、data-orderbydescendingが降順です。省略すると名前の昇順になります。

<FbGrid>と同様にname size create lastwritetime extensionのいずれかを指定できます

data-orderby="lastwritetime"