クライアントツール

FileBlogサーバーに[fileblogclient.exe]というコマンドラインツールが含まれています。

 [インストールフォルダ]\bin\fileblogclient.exe

動作環境

  • FileBlogサーバーを除く任意のWindows PCで動作します。

  • FileBlogに接続できることが必要です。

使用準備

  1. fileblogclient.exeをクライアントPCの任意のフォルダに配置します。

  2. PCのコマンドプロンプトを開いて、fileblogclient.exeを引数なしで実行します。

    • fileblogclient.exeのあるフォルダに、fileblogclient.config.jsonファイルが作成されます。

    • コマンドプロンプト画面に表示されるRequired command was not provided.は無視してください。

  3. fileblogclient.config.jsonファイルをテキストエディターで開いて3つの値を編集します。

    • Address: FileBlogに接続するためのURL

    • UserID: FileBlogのログインに使用するユーザーID

    • Password: FileBlogのログインに使用するパスワード

    {
      "Connection": {
        "Address": "http://127.0.0.1/fileblog/",
        "UserId": "user@contso.com",
        "Password": "password",
        "Proxy": {
          "Address": "",
          "UserId": "",
          "Password": ""
        }
      }
    }
    
  4. ProxyはFileBlogに接続するのにプロキシを介している場合に、そのAddress UserID Passwordを設定します。

  5. 編集が完了したら上書き保存します。

セキュリティ設定

fileblogclient.config.jsonファイルにはWindowsユーザーアカウントのIDとパスワードが平文のまま保存されます。

fileblogclient.exeを実行するユーザー以外にはアクセス権を与えないようにしてください。アクセス権限はWindowsエクスプローラで設定します。

  1. fileblogclient.exeを右クリックしてプロパティを表示します。

  2. [セキュリティ]タブを開いてアクセス権設定をします。

    • 既定で登録されている不要なユーザーやグループを削除します。

    • 実行ユーザーのみに明示的にアクセス権を付与します。

    • 場合にはよっては継承の無効化が必要です。

タグのインポートを実行する

CSVファイルでタグの一括登録ができます。

fileblogclient.exe tag import <CsvPath>
  • <CsvPath>は、D:\output\tagsimport.csvのように実在するCSVファイルのパスを指定します。

  • 指定されたCSVファイル(UTF-8)に記述される複数のファイル/フォルダのタグを登録します。

  • CSVファイルは[ファイル操作 > 一覧出力 > タグエクスポート(CSV形式)]で出力される形式を使用します。

エラーログも出力する

CSVファイルの取り込みに失敗した行を抽出するには次のコマンドを実行します。

  1. コマンドプロンプト画面にエラーを表示させるコマンドです。

fileblogclient.exe tag import <CsvPath> 2>&1
  1. ファイルをエラーを出力させるコマンドです。(コマンドプロンプト画面には表示されません)

fileblogclient.exe tag import <CsvPath> > <OutPath> 2>&1
  • <OutPath>は、c:\work\result.txtのような出力先のパスを指定します。

アーカイブを実行する

CSVファイルでアーカイブの一括実行ができます。

fileblogclient.exe timestamp archive <CsvPath> <ResultCsvPath>
  • <CsvPath>は、D:\output\archive.csvのように実在するCSVファイルのパスを指定します。

  • <ResultCsvPath>は、D:\output\result.csvのように出力するファイルパスを指定します。

  • 指定されたcsvファイル(UTF-8)に記述される複数ファイルを対象にアーカイブ(タイムスタンプ付与)機能を実行します。

  • 各ファイルのアーカイブの成否は<ResultCsvPath>に指定したCSVファイルに出力されます。

    • なお1ファイルでもアーカイブに失敗すると、「Failed to archive some files. (Exception)」のエラーを出力します。