ファイルの排他制御について

FileBlogがインデックス構築やプレビュー作成するとき、別のアプリケーションによるファイルの排他制御により処理できない場合があります。

排他制御するアプリケーションの例はMicrosoft Office、バックアップツール、セキュリティソフト、ソース管理ツール、コンパイラなどです。

FileBlogにファイルの排他制御状態における解決策はありません。 なお以下の対応策を取ることでインデックス構築・プレビュー作成の成功率が上がることが期待できます。

変更検知後の処理を遅延させる

FileBlogがファイルの変更を検知したときに、インデックス構築やプレビュー作成の処理開始を一定時間遅延させることができます。

なおユーザーが明示的に処理を実行するような操作(プレビュー再作成やアップロードなど)を行ったときは遅延されません。

遅延期間(標準設定30秒)を延ばすことで、別のアプリケーションによる排他制御が処理開始までに解除状態になっている確率を高めることが期待できます。

  1. [管理ツール > 設定全般]を選択します。

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  1. [インデックス/プレビュー構築サーバー > OnlineQueuDelayTime]を選択します。

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  1. 時間を登録します。

    • 変更検知したら登録時間の経過後に処理(ファイル読み取りなど)を開始します。

  2. [保存する]を選択してサービスを再起動します。

処理の再実行を遅延させる

排他制御によりインデックス構築等の処理が実行できなかった場合に、処理を再実行する仕組みがあります。

再実行開始までの時間を延ばすことにより別のアプリケーションによる排他制御が再処理開始までに解除状態になっている確率を高めることが期待できます。

  1. [管理ツール > 設定全般]を選択します。

  2. [インデックス/プレビュー構築サーバー > LockedFileRetryDelay]を選択します。

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  1. 時間を登録します。

    • 排他制御により初回処理が実行できなかったとき登録時間の経過後に処理が再実行されます。

  2. [保存する]を選択してサービスを再起動します。